新渡戸スクールで必要なもの、それは挑戦する勇気

「憧れの偉人、新渡戸稲造に近づけるかもしれない」。そんな軽い気持ちで新渡戸スクールの門を叩いた私ですが、実のところ英語どころか日本語での議論もおぼつかない上、グループワークは大の苦手でした。

春タームでは、案の定、英語に堪能で頭脳明晰な同期生たちの迫力に圧倒されました。議論にうまく参加できず、うつむきながらメモを取るだけの日々が続きました。

夏タームでは、巧みにファシリテーションを行い、リーダーシップを発揮するチームメイトを見て、その姿を真似することから始めました。ある日、「今日はリーダー役をしてみたら」と先生に促され、数少ない英語の語彙を駆使し、勇気を振り絞ってグループワークのリーダーに挑戦しました。そんな私をチームメイトは優しく助けてくれました。

秋タームでは、日本語を話すことができないメンバーとチームを組み、チーム内の議論は全て英語になりました。夏タームでの成果を発揮しようと、日頃からリーダーシップを執ることに挑戦しました。十分に役割を果たすことができたのかはわかりませんが、秋ターム終了後に先生がかけてくださった「成長したね」という言葉を忘れることができません。

迎えた冬タームでは、これまで新渡戸スクールで培った力や自分の専門分野に立脚した思考を最大限に活用し、これまで苦痛だったグループワークを楽しみながら、自身が果たすべき役割を自ら探し、実行することができました。

新渡戸スクールのカリキュラムを終えた今となっては、メモばかり取っていた私はいません。先生方の熱心なご指導の下、仲間と共に新渡戸スクールを楽しんでいるうちに、自信を持って新渡戸スクールでの活動に取り組むことができるようになりました。

新渡戸スクールに参加するにあたって、何か特別な能力は必要ありません。必要なのは新渡戸スクールに挑戦するという勇気だけです。自分を新しい次元へと誘ってくれる新渡戸スクールへ、ぜひ参加してみてください。

 

公共政策大学院 志子田洵